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有益さマイナス5億

刀剣乱舞のなにが楽しいねんという話


ツイッターでも散々わめき散らしてるのでご存知の方も多いと思うけど、去年の秋ぐらいから刀剣乱舞にハマってガンギマリおたく生活を満喫中です。

もともとサービス開始直後くらいから存在は知っていたけど、サーバーが満員で登録できないまま、3月から8月までイギリスにいたので、二次創作を読み漁るだけのエアプ野郎期間を含めればかれこれ1年は同じジャンルにいる。こんなにもひとつのものにずっと夢中なのはPlastic Tree以来なので自分でも驚いている。

知らない人からすれば「なにがそんなに楽しいの?」という状態と思うので、誰にも頼まれてないけど刀剣乱舞のなにがそんなに楽しいのかという話をします。

 
まず、刀剣乱舞とはニトロプラスが制作しDMMから配信されていて、刀剣を擬人化したキャラクターを敵と戦わせるというのが基本的な仕組みのブラウザゲームだ。略称はとうらぶ。女性プレーヤーが圧倒的に多く男性キャラしかいないので勘違いしてる人も多いけど、いわゆる「乙女ゲーム」のようにストーリーがあったりキャラを攻略するのではなく、敵と戦うことで経験値を貯めてレベルを上げたり新しいキャラ(刀剣男士)を手に入れて仲間を増やしたりして遊ぶ。
なので乙女ゲームというより、ポケモン、最近のゲームだとパズドラなどを想像してほしい。ガチャ(鍛刀)も合体合成(連結)も進化(特付き)もあるし。
まあ分かる人は艦これの刀剣バージョンだと理解してもらえばまったく問題はない。


・課金しなくても楽しい
なにを置いてもまずこれが魅力。課金しないと一定のレア度以上のアイテムなどが手に入らないゲームもあるなか、刀剣乱舞は課金しなくても十分楽しめる。射幸心を煽られるギャンブル性の高いものは苦手なので、心穏やかにプレイできるのは嬉しい。

そもそもレア度によって強さが大きく違うということもなく、最初のチュートリアルで手に入るキャラ(初期刀)もちゃんと育てれば最終ステージも余裕でクリアできる。今年からスマホアプリ版もリリースされたけど、こういう仕組みなのでリセマラの必要もない。むしろ審神者(プレーヤー)にとってこの初期刀は特別な存在なので、独特の思い入れを持って大事に育てている人が多い。歌仙兼定を選んだ理由は今となっては思い出せないけれど、今日も一軍で頑張ってくれている大切な初期刀だ。多分いちばん文学部っぽかったからな気がする。
さらに資材と呼ばれる手入れ(キャラのHP回復)や鍛刀(ガチャ)に使うアイテムも時間が経つごとに貯まっていくシステムなので、来る日も来る日もプレイに明け暮れるとかではない限りわざわざ課金しなくてもいい。沼への道は善意で舗装されている。


・キャラが多い
数で勝負してると言われれば元も子もないが、その数の多さこそが重要だったりする。
これは刀剣乱舞だけの特徴ではなく、最近だと夢100を筆頭にキャラがめちゃくちゃに多いゲームがたくさんリリースされている。

しかし未だ多くの典型的な乙女ゲームだと攻略人数はだいたい5人ほど。アニメや漫画だとキャラの数はもっと増えるが、主人公かそれに近い中心メンバーじゃないとコンスタントに画面に現れる頻度は少ない。
つまりはハマる確率の高い上に定期的に公式から供給のあるキャラが限られてくるので(どマイナーなキャラやCPにハマって萌えの限界集落で暮らし続ける猛者もいるが)、一定期間が過ぎるとキャラ愛が沈静化したり他の作品などに目移りしてジャンルを去るというのがよくある流れだった。(ピクシブのブックマーク履歴がオタク人生のアカシックレコードみたいになってきたので見返すと面白かった。)
しかし刀剣乱舞はそもそもストーリーがないので主人公や中心人物もいない。第一部隊の隊長(近侍)に設定すればいつでもホーム画面で迎えてくれる。その上2016年5月時点で実装されている刀剣は59口。仮にキャラAへの愛が落ち着いても、その時にはすでにキャラBにハマっているなんていうのはザラである。実際に私もこの流れで刀剣乱舞という1つのジャンル内を延々とグルグルしている。ショタからおっさん、男の娘までいる。落ち着いてほしい。無理だ。抜け出すのは無理だ。

 

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ショタの最大手、粟田口

 

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結婚したいガチムチNo.1、蜻蛉切さん

 

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僧もいる





・余白がでかく、二次創作が捗る
孤島の鬼の感想記事でも書いたけど、腐女子に限らずともオタクというのは妄想する生き物だ。そして公式から全て与えられるのではなく、語られていない空白があればあるほど妄想が捗ったりする。
これだけ人気にも関わらずゲーム内での公式からの供給は数枚のグラフィックと30にも満たない短いボイスのみ。しかし実在する刀の擬人化なので調べれば来歴やエピソードなどがザックザク出てくる。二次創作するなという方が無理な話だ。公式で語られていないがゆえに二次創作で描きたい放題。やったね。
あとは他のジャンルに比べてキャラ解釈の幅が広い印象がある。刀剣乱舞はゲームのホーム画面を「本丸」と呼ぶことから、自分の持っているゲームアカウント自体を「うちの本丸」と言う文化がある。(ex.「うちの本丸の初期刀は歌仙兼定だ」「うちの本丸で近侍は当番制だ」)なので極端なキャラ解釈や設定でも「※私の本丸での話です」の注意書きで言い訳が済むのだ。一本筋の物語じゃないからこその自由度の高さ。よそはよそ、うちはうち。ピースフル二次創作。

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本丸(ホーム画面)

 


・ゲーム性が高い

そもそもゲーム(not乙女ゲーム)なのに何を言ってるんだ、って感じだけどまずは話を聞いてほしい。

近頃の女性向けゲームの一つの傾向として、ストーリーを読むだけでなくゲーム性が高いというのが挙げられる。LOVE:QUIZは雑学クイズ、夢100はパズルゲームなどメインストーリーとなんらかのゲームが組み合わさっているパターンが多い。ときレスなんかはほぼレストラン運営ゲームだけど、あれはあれでとても楽しい。とにかく、スマホの普及で操作性の高いゲームが気軽にプレイできるようになったこともあってか、ただストーリーを読んで選択肢をクリックして攻略を進めるというのはもはやメインストリームではなくなっている。
刀剣乱舞もおおむねこの流れの中にあると言ってもいいように思う。要するに面白いゲームのキャラが全員、美形の男(おのこ)やったらハマるに決まっとるがな!という話なのだ。
現時点で実装されているキャラを刀の種類で分けると短刀・脇差・打刀・太刀・大太刀・槍・薙刀の7種類。刀身が大きくなるほど打撃力や生存値が大きくなるので、そういったキャラだけを育てればいいように思えるが、ステージによって活躍できる刀種に違いがあるので最終的にすべてのステージで戦おうとすれば満遍なく育てなければならない。それがまた楽しい。すべてのキャラに活躍の場が用意されているので、どのキャラを推そうが救われる仕組みなのだ。アーメン。ちなみに御手杵のグッズの話は私の中ではなかったことになっている。

 

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今日も元気に敵を屠る五虎退ちゃん




・グッズやメディア展開が幅広い
DMMに登録するためには18歳以上である必要があるので、サービス開始1年ちょっとの新ジャンルにしては刀剣乱舞プレーヤーの平均年齢は他のジャンルよりも比較的高い。(スマホアプリは4歳以上からプレイできるけど)他のジャンルに比べて資金力の高い人間が多いということもありラバストやクリアファイルなどに加えて、キャラモチーフの靴・時計・指輪・手鏡なども発売されている。これがまたそこそこのお値段するのだけれど、次々と発売されているところを見ると売上は好調なのだろう。しかもキャラそのものが描かれているのではなく、あくまで「モチーフ」なので、露骨なグッズが飾るだけに終わる社会人のオタクに優しい設計。ありがたや。
あとはミュージカルや舞台。どちらもこの春に公演があり、本番チケットだけでなく千秋楽ライブビューイングのチケットも売り切れが続出している。ミュージカルには狂おしいまでにハマっていて書き出すと長くなるので割愛するが、とにかく最高なのだ。それに加えて舞台。無理。ほんと無理。ちょっと待って。尊い。
さらに秋からはアニメも始まるので、息継ぐ暇もなく燃料が投下されている状況である。アニメの方も艦これの失敗を教訓にしたのか、日常系とシリアス系の2本立て展開。さらにこれは「それぞれの本丸・審神者が存在する」という二次創作勢の脳内設定を補強するものなのでありがたい。

 

www.super-groupies.com





もともとあんまりゲームはしないのだけれど、なんでこんなにハマってるんだ?って考えて刀剣乱舞の面白いところを挙げていったら長くなってしまった。とにかく楽しいジャンルなので1人でも多くの人間を引きずり込みたい。引きずり込まれてください。